富山市医師会看護専門学校

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キャンパスライフ

学園だより(2024年2月)

 准看護学科2年生は、12月で8か月に及ぶ臨地実習が終了しました。学生は、現実の場面のみがつくりだす看護する喜びや難しさとともに、患者に対する責任を認識し、看護の特長を理解し深めていきました。現在は富山県准看護師試験に向けて実力試験や補講に取り組んでいます。実習での振り返りをご紹介します。

 准看護学科1年生は臨床看護概論Ⅰの授業で、一次救急処置の演習を行いました。救急カートの物品確認、モデル人形を用いて胸骨圧迫とバッグバルブマスクを使用しての人工呼吸、AEDの使用方法、傷病者の体位管理が「できる」を目指し取り組みました。傷病者の体位管理ではシーツを活用した移乗を体験しました。5人の学生が呼吸を合わせてシーツを持ち上げ、かつストレッチャーに水平に乗せるタイミングが難しく、しっかり声掛けしながら真剣に取り組んでいました。


      <傷病者の体位管理とバッグバルブマスクでの人工呼吸の様子>

 12月14日(木)、看護学科は地震災害時の避難訓練について、3学年合同で実施しました。訓練のねらいは、災害時における情報収集、避難に向けた対応ができることです。また、3学年が、共通の課題に取り組み、意見交換や実践を通じて交流が図れることを期待して行いました。学校を病院に、各教室を病棟に見立て地震発生後、病院機能が低下し、患者を他の医療機関へ搬送する設定で行いました。各教室はそれぞれ専門病棟で、いろいろな状態の患者さんが入院している設定でした。教員は、病棟師長役となり、師長間での情報共有場面を模擬的に演じ、ZOOMで各教室をつなぎ管理情報についてイメージしてもらいました。そして教室では3年生がリーダーとなり、限られた人数の職員でいかに安全に患者を避難誘導するかを、学年を超えてディスカッションしました。その内容はZOOMで発表し看護学科全員で共有しました。訓練実施後、学生から「患者役をして、毛布やシーツで搬送されるときは不安定で怖かった」「安全に搬送することだけを考えてしまい患者さんの不安に配慮できなかった」「日ごろから、災害時どういう対応を行うか話し合うことが大切だと思った」「他学年の学生と一緒に考える機会はとても貴重だった」などという感想がありました。


              <災害時避難訓練の風景>

行事予定

02/11 (日): [看護学科]第113回看護師国家試験
02/14 (水): [准看護学科]令和6年富山県准看護師試験
02/18 (日): 一般(後期)入学試験
02/20 (火): 一般(後期)入学試験合格発表
03/06 (水): 卒業式(富山市民プラザ)
01/04 (木): 特別講演
03/14 (木): 富山県准看護師試験合格発表10時
03/15 (金): 終業式
03/21 (木): [准看護学科][看護学科]新入生ガイダンス
03/22 (金): 看護師国家試験合格発表14時

【学園だよりのバックナンバー 】

2024年1月