富山市医師会看護専門学校

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令和6年度 富山市医師会看護専門学校 学校評価

評価基準

評価基準当てはまる
やや当てはまる
当てはまらない

学校職員による評価結果

【 図1 領域別平均 】

 令和6年度は准看護学科、看護学科ともに新カリキュラムが軌道にのり、講義・実習ともに 順調に進んでいる。特に看護学科では、地域・在宅看護論の強化が重要な柱として挙げられ、今後も学生にとって効果的でありかつ学生が興味をもつ魅力あるカリキュラムになるように評価・見直しを行っていきたい 。
 学校評価Ⅰ~Ⅵの 6 項目のうち、Ⅰ~Ⅲは教育理念や教育課程、学校経営に関連する項目である。 評価平均点が2.5点以上であり、例年と大きな変化はない。これらの項目はカリキュラムの見直しを経て教育理念・教育目的・教育目標と、科目・単元の構成に整合性や一貫性があると評価している。また日々教員間の話し合いと実践の積み重ねの結果であると考える。Ⅱの大項目「 学生の看護実践体験の保障」では、臨地実習における学生の学びを保障するために臨地実習指導者と教員の役割を明確にし、学生の学びの支援となっていると評価している。Ⅲの大項目「施設設備の整備」や「広報」においては昨年より評価が高くなっている。広報活動においては、例年実施している活動に加え本校のインスタグラムを細目に更新し、少しずつフォロアー数も増えている。新校舎となり7年が経過したが、毎年整備計画を立て改善し続けている。
 一方で評価平均点が低いのはⅣ~Ⅵの3項目であった。「Ⅳ教員の育成」では前年度評価平均点と同様の2.1点であり、評価内容8項目中4項目が前年度より低下した。要因として考えられるのは、教員の欠員状況により授業時間数など業務量が増えている。また多様化した学生も多く、学生の学力レベルや適性にもばらつきがある。学習能力が不十分に思える学生もおり、育成にあたっては苦労する場面も多い。そのため日々の業務に追われ授業準備や研究活動を行うための時間確保が困難な状況である。心身ともに健康に働くためにも、教員確保が重要な課題である。
 昨年より評価が高くなったのは、研修や学会に参加しての内容である。要因としては、今年度は他県への学会参加もできるようになり、参加した成果を他の教員に還元できるようになり学びを深める機会となった。次年度も ほぼ全員が学会参加予定である。自己研鑽や教育活動の充実に努めていきたい。
「Ⅴ入学・卒業対策」の評価平均点は2.0点であり、評価内容5項目すべてが低下し前年度平均点より0.2点低下している。特に大項目「入学」に関連する項目は2.0点以下である。入学者数は年々減少しており、これは本校だけではなく全国的に定員割れの状況にあり入学者の確保が難しい。要因としては少子化や4 年制大学への進学需要の高まりが背景にある。またコロナ禍で看護師が大変な仕事だとのイメージが定着したことや、高齢化社会や慢性疾患患者の増加により過酷な労働環境が看護職への魅力を低下させ進路をためらう要因となっているとも考える。本校の卒業生の 9 割は富山県内で就職しており、地域医療を担う看護師を育てる役割がある。学生数の減少は学校の維持にも危機的な状況となり、今後の医療における看護体制の確保にも影響を与えると考える。本校では一人でも多くの入学者数を増やすため、入学者選抜方法も変化している。これからも多くの人々に看護職の魅力、やりがいを伝えながら看護職を目指す入学者数が増加するよう検討を重ねて行きたい。
「Ⅵ地域貢献・国際交流」の評価平均点は2.1点であり、評価内容6項目中5項目が3年連続低下しており、前年度平均点より0.2点低下している。大項目「地域貢献」では、本校は地域貢献として医療従事者に向け卒後研修会を行い、学ぶ機会を提供している。また学校設置地区のイベントにも参加している。今後は地域に向けより多くのイベント参加や地域に向けた情報発信の機会を増やすことが必要である。
大項目「国際交流」においては、実際の交流は難しいため授業のなかで国際的視野が持てるような内容を検討していきたい。本校には様々な課題があるが、 今後も職員が一丸となり前向きに一つ一つの課題に取り組んでいきたい。

学校関係者による評価結果

【 図2 領域別平均 】

全体評価

  • 学生数減少により学校運営が厳しい状況が続いていますが、学校施設の充実に心がけていただきたい。
  • 学生数の減少が目立っていることから入学しやすい環境作り、職員の柔軟な考え方が必要であると考えます。またカリキュラムにインシデント、アクシデント、更にはゼロレポートの考え方を導入することで、安全面にも柔軟に考えることができる学生指導にもなると考えます。
  • 建学の精神にのっとり看護師養成の教育機関として、地域でその役割を果たすよう多面に亘って努力されている。しかしながら、社会環境が大きく変化する中で、学生数の減少に加え、学生の気質も変化しつつある。このような状況を踏まえ、アンケート調査などの結果から、授業内容の教授方法や施設設備の充実等の参考にして欲しい。
    1. ◆参考にしていただきたいこと
    2. ①学生アンケートの結果では、特に看護学科での授業科目の講義内容の関係性、施設設備に対する満足度が低いことから、オリエンテーション時だけではなく、各講義時においても講義内容と専門性の位置づけ等の丁寧な説明が必要である。また、施設設備については予算措置もあるができることは改善して欲しい。
    3. ②授業評価の指標ルーブリックの導入については教科ごとの場合、負担が多いため、まずはディプロマ・ポリシーの達成重要な役割を果たす科目に絞って導入し教育効果を測定してみてはどうか。
    4. ③教員の研究活動に関しては他の機関との差別化を図る意味でも、一人ひとりが特色ある研究テーマを持ち研鑽を積めるような環境を整えられたい。
    5. ④地域貢献では、周辺施設との協力など努力されているが、さらなる地域資源の発掘に務め、活用を通して地域での存在をアピールして欲しい。
    6. ⑤入学者募集に関しては、厳しい環境の中でよく努力されている。ただ、経営に大きく関わることから学校関係者(経営者、教職員、卒業生など)のそれぞれの役割を明確にされ、貴学のメリットを強調しつつ、定員確保に向け務められることを期待する。
    7. ◆今後検討して欲しいこと
    8. ①不登校などの学生の心の悩み対策として、専門家から定期的にカウンセリングを受けることができる環境の整備の検討
    9. ②国際交流に関しては、時間的な制約があり難しい面もあるが、富山市は外国人在留者が多いことから、富山市国際交流センターなどの関連機関と協力し交流事業を推進の検討
    10. ③学校内のIT化の推進

【 過去の評価 】

 令和5年度学校評価

 令和4年度学校評価

 令和3年度学校評価

 令和2年度学校評価

 平成31年度学校評価

 平成30年度学校評価